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このたび、新たなクリエイターの発掘を目的としてキネティックノベル大賞を創設する運びとなりました。プロとして自立を目指されている方や、趣味として創作活動をされている方たちの登龍門となり、同時に商業的な利用を前提にした、極めて実務的な賞にできればと考えています。

ライトノベルやゲームやアニメや、その他いろんなメディアに展開できるような、極上の物語をお待ちいたしております。

とはいえ、私としてはこの賞によって新しい方々と知り合えることが楽しみでなりません。世の中には優れた才能を持った方はたくさんおられ、そうした方々との新たな出会いは、私たちコンテンツの頒布を生業とする人間の生きがいでもあります。皆さま方が描く夢は、同時に私たちの夢です。今この瞬間、次の時代を創るために、新たな神話が求められています。

さらに、この賞の特徴として、イラストや音楽の部門も用意いたしました。表現のさまざまな分野が手を繋いだとき、物語はさらに高い次元へと昇華し、見る者に深い感動を与えるでしょう。またこれらの賞が、今まで商業的に成立しづらかったBGMなどのジャンルにも一石を投じ、さらなる可能性を切り開くことを信じてやみません。

想像してみてください。名立たる審査員が一番と認める曲とは、いったいどんな曲なのでしょう? 何百もの応募作品の中の一番のイラストには、いったい何が描かれているのでしょう? 

その価値を、私たちは知っています。心ときめかせながら、待つことにいたします。各界のより多くの方々のご応募を、お願い申し上げます。

最後に、このようなチャンスをいただいたこと、賞の創設にご尽力いただいたocelot桜沢大さまはじめ関係各位に、心より御礼申し上げます。

株式会社ビジュアルアーツ 代表取締役 馬場隆博












GA文庫といえば「神曲奏界ポリフォニカ」。2006年1月の創刊時に榊先生の「ウェイワード・クリムゾン」を刊行して以来、ポリフォニカは文字通り看板作品としてレーベルを引っ張り続け、ついにシリーズ累計で50タイトルを数えるほどにまで成長しました。

アニメになり、コミックになり、さらには小説のシリーズからキネティックノベル化されたものありと、媒体をまたいで今なおユーザーさんを楽しませています。

キネティックノベル大賞は、そのポリフォニカを生み出したキネティックノベルが始める新人賞ということで、自分としては非常に期待をしています。

そもそもライトノベルに関わる者として、キネティックノベルというのは、ある種うらやましい媒体です。豊富なイラスト、声優さんによる活き活きとしたセリフ、美しい楽曲。全てが物語を盛り立て、ユーザーを楽しませるために有機的に使われている。キャラクターが文字通り生きているかのように語りかけてくれる。

紙媒体だけでは絶対に実現できない、まさに新しい物語の形と言えるのではないでしょうか。まあ桜沢さんを初め、制作スタッフのみなさんは常に七転八倒されているようなので、単に隣の芝生がきれいに見えてるだけかもしれませんが。

ともあれ、今回キネティックノベル大賞の審査員を務めさせて頂くということで、新しい才能との出会いを願ってやみません。

ライトノベルの関係者が審査に関わっているなどと気にせず、キネティックノベルならではの作品をお送りください。ポリフォニカを超えるような力作をお待ちしています!


GA文庫編集部 編集長 北村州識








キネティックノベルが世に出たのが2004年4月。それから5年目という節目にこのような幅広いクリエイターの発掘を目的とした大賞が発表されたことを喜ばしく思います。

さて、キネティックノベル第一弾で活躍をした涼元悠一氏はかつてこう語りました。「これは映画にも漫画にも小説にも、他のどんなメディアにも置き換えられない」ものであると。

今回「キネティックノベル大賞」のシナリオ部門の審査に参加させていただくにあたっては小説として、物語としての完成度だけでなく、そういった既存のメディアでは表現の難しい何かを内包する、未知の輝きを秘めた原石をうまく見つけ出せるよう努力したいと考えています。

みなさんも、自分の中にある素敵な何かをもってぜひ挑戦していただければ幸いです。


一迅社文庫 主任編集員 寺澤佳之







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